diaguro’s diary

内向型人間の生き方をテーマにしたブログです。

ミクロからマクロまで

仕事の帰りに夜空を眺めていたら「ミクロからマクロまで」という動画を思い出した。古い動画なので画質の劣化は否めないが、視聴していると不思議な世界にのめり込んでいく。

 

公園の芝生の上で人が寝転がる場面から始まる。そこからカメラがどんどん遠ざかり、地球全体がモニターに映し出され、それから太陽系、銀河系、銀河団へと広がって拡大が止まる。

 

今度は収縮が始まる。カメラはどんどん地球に近づいて、芝生の人間へと逆戻りする。そして人間の皮膚の隙間から内部へと入っていく。DNAの螺旋構造から更に細部へと深く入り、原子、陽子、中性子クォークが映し出されて終了。

 

外の世界は銀河団で終わりではなく、人間の内部の世界もクォークで終わりではない。その先は無限のように感じる。そんなことはあり得ないと思うが、意識すればするほど、この世界は本当に現実なのかと疑いたくなる。もしかしたらコンピューターが創った仮想現実ではないだろうか?、という疑問さえ湧いてくる。

  

頭の中で妄想が進むと奇妙な仮説が浮かんだ。もしかしたら宇宙は膨張と収縮を繰り返して、ゴムのように伸びたり縮んだりしているのかもしれない。という仮説だ。

 

宇宙がビッグバンの爆発で動き出すと膨張が始まり無数の星が出現する。銀河系、太陽系、地球が形成され生命が生まれる。数十億年が経過すると地球は寿命で消滅する。宇宙の膨張が更に進み、太陽が膨張して太陽系が崩壊する。銀河系も消えてなくなる。やがて宇宙の膨張が止まる。

 

ここからが仮説だ。誰もが考えそうな仮説なので既に発表されているかもしれないが、ブログのネタにはなりそうだ。

 

宇宙の膨張が止まると今度は収縮して、今までの行程が逆方向で動き出す。銀河系、太陽系、地球が姿を現して今の時代が出現する。老人が赤ん坊になり、お母さんのお腹の中に戻っていく。令和の時代から縄文時代に逆戻り、地球の誕生、そして宇宙はビッグバン直前に戻っていく。

 

収縮が止まるとまたビッグバンで爆発。膨張が止まるとまた収縮。これを永遠にくり返す、という仮説だ。そう考えると人間は自由意志を持たないことも納得できそうだ。